エストニア国立男声合唱団
先日、その合唱団の演奏会を聴きに行きました。
メンバーの一人一人が声を出す楽器のような感じでした。
音色は違うのですが、パートが一つにまとまり、各パートの調和が素晴らしいまとまりになっています。
チェロの伴奏との融合も素晴らしいものがあります。また無伴奏の曲も多く、ピアニシモからフォルティシモまで指揮者の指示するままに表現していました。
イタリアの現代作曲家のボナートの「大いなるしるし」メンバーが客席両サイドに展開し、まるで竹林の中から、読経の声が聞こえるような雰囲気でした。
平和への祈りのように聞こえる音楽は、日本的でもあり、国は違えど祈る心は共通するものがあるのだと感じました。
日本人の作曲家西村英将(今年8月26日に42歳で他界、同合唱団の日本人唯一の団員だった)の「夕焼けこやけ」とエストニアの「月」という曲を織り交ぜた曲をアンコールで演奏しました。夕焼けこやけの単純な曲が様々な展開で、彼の故郷を思う気持ちと自分が移っり住んでいたエストニアとの融和の心が現れているようでした。
さて、音楽のことはこのへんで。
いつもの写真・短歌を。
「東京の夕空」
久しぶりに晴れた夕空紅く染め 明日の幸せ願えば叶う
高みより夜の東京見渡せば川の両岸明かりに差あり
観賞用トウガラシではさまざまに色競い合いされど一体に
楠の大木なれどたわわなる可愛き実つけ 次の世代に
桜葉の落ち葉となりて雨に濡れ 朽ち葉となりて自然に還る
幸せの四つ葉のクローバー探しいる春にも探し そして秋にも
「ベロニカ」
紫の小さき花の連なりて 穂先に向かい 思いにふける
向日葵を求めしなれど品切れでトルコ桔梗の黄花代わりに
「キンモクセイ」
雨雲の垂れ込める中ひっそりと なれど香りの甘美に漂う








